青森県森林病害虫等防除センター

本県と北海道を除く全国で甚大な被害を及ぼしている松くい虫は、依然として北上を続けていることから、県内への侵入・定着に対する厳重な警戒が必要となっております。「青森県森林病害虫防除センター」は地域の自主的な防除活動を促進するため、平成9年12月に国、県の支援で設立されました。今後、防除センターとしては被害情報の収集をしながら、専門機関の情報を交え、森林病害虫の生態やその防除方法などを情報誌の発行を通じてお知らせしていきます。

松くい虫被害とは!!

松枯れの犯人はマツノザイセンチュウという線虫です。このマツノザイセンチュウは体調1mmにも満たない線虫です。その線虫を健全な松に媒介し、被害をまん延させるのが体調3cmほどのマツノマダラカミキリという昆虫です。つまり線虫が松枯れの犯人(病原体)で、カミキリがその「運び屋」なのです。このため松を守るには病原体であるマツノザイセンチュウと運び屋のマツノマダラカミキリとの関係をどこかで断ち切ることが必要なのです。。

  1. 枯れた松の材内で越冬したマツノマダラカミキリは春から初夏にかけて蛹になり羽化して成虫になります。そのとき線虫はカミキリの身体に乗り移り、線虫をかかえたカミキリは、直径1cmほどの穴をあけて外へ飛び出します。
  2. カミキリは、夏の間健全な松から松へと飛びまわり、小枝の皮を食べます。
  3. そのとき、カミキリの体内に潜入していたマツノザイセンチュウは、カミキリの食べた傷口から松の材内に進入し、急激に松の生理異常をもたらし、松を枯らしていきます。
  4. そして、この線虫によって衰弱した松にマツノマダラカミキリが卵を産みつけます。
  5. ふ化した幼虫は、樹皮の下で柔らかい皮を食べながら成長し晩秋頃までには材に深く穴をあけ、その中で越冬します。

マツノマダラカミキリ

マツノザイセンチュウ

防除センターだより

「青森県森林病害虫防除センター」で発刊している「防除センターだより」です。「防除センターだより」は不定期発刊となっておりますので、ご了承下さい。

                          
No.44 No.43 No.42
特別号 No.41 No.40
No.39 No.38 No.37
No.36 No.35 No.34
No.33 No.32 No.31